CiscoのスイッチでサードパーティのSFPモジュールを使う

Cisco3750Gに、他社のSFPモジュールを挿入したところ、リンクアップせず。
#show interface
で状態を確認すると、1行目に(err-disabled)の文字が。

実は、挿入したタイミングで
%GBIC_SECURITY_CRYPT-4-VN_DATA_CRC_ERROR: GBIC in port XXXX has bad crc
%PM-4-ERR_DISABLE: gbic-invalid error detected on XXXX, putting XXXX in err-disable state
というメッセージが出ていた。

調べてみると、Ciscoでは基本的に純正以外のモジュールの使用を認めていない。
他社のモジュールを挿入すると、チェックエラーで強制的にインターフェースがダウンする。

対処法は「gbic-invalid error」を無効にし、「サードパーティ製のモジュールを使用可能にする」ことである。

まず、
(config)#no errdisable detect cause gbic-invalid
を実行し、gbic-invalidの検出を無効にする。
次に
(config)#service unsupported-transceiver
を実行する。
このときに、純正以外の動作は保障しないと警告が出る。

以上を行うと、挿入したときに
%PM-4-ERR_DISABLE: gbic-invalid error detected on XXXX, putting XXXX in err-disable state
は出なくなり、代わりに
%PHY-4-UNSUPPORTED_TRANSCEIVER:Unsupported transceiver found in XXXX
となって、使用できるようになる。

(一度err-disableになると、回復させないと使えない模様。errdisable recoveryコマンドで、gbic-invalidが回復できるように設定する。recovery interval後に復旧します。)